殆ど、オリンピックを見てないんですが、何故か、カーリングだけ見てます。今回のオリンピックで初めてみたんですが、意外に面白い。
ちょっと嵌りました。
カーリングというスポーツ、殆ど、誰も知らないと思います。
ルールは簡単で、4人一組で試合をし、一人2投づつを交代でハウスと呼ばれる円のところに向かって投げます。で、4人が投げ終わった時に、円の中心に近いストーンがある方が勝ち。これを10回(エンド)やります。
非常に長い試合で、2時間から2時間半掛かります。
先行と後攻では後攻の方が圧倒的に有利なので、基本は、先行は防御、後攻が攻めとなります。氷上のチェスと呼ばれるだけあって、どこにストーンを置くのかがポイントになる上、戦略上に決めた場所に正確に置ける技術力も必要になります。
日本チーム(女子、男子はオリンピック出れてないらしい)は、初戦のロシア戦に負けたものの、続くアメリカ戦では接線の上、勝利。が、ノルウェー、デンマークに惨敗して、1勝3敗という非常に苦しい展開。
負けた理由は明らかにスキップ(主将)小野寺のミスショット。普段の小野寺選手の実力を知らない私としては、なぜ、この人が主将なの?という感じで見てました。
が、もう後のない5戦目のカナダ戦。世界チャンピオンのカナダに対し、5対2の圧勝。この試合、カナダが日本を格下扱いにした戦略を取った結果、完全に自滅したとは言え、スキップ小野寺選手の戦略、スローは見事でした。それにしても、油断しちゃだめですね。
これで波にのったのか、現在トップのスウェーデン相手に延長までもつれ込む接戦を見せます。この試合、最終の第10エンドを1点で抑えられたのが惜しかったです。
これで決勝進出の夢は潰えたかと思ったんですが、イギリス、イタリアに連勝し、現在、4勝4敗の対スコアになりました。これで、次の試合(スイス戦)に勝利し、カナダが敗れれば、タイブレークで、決勝進出を掛けた試合に持ち込めます。
前回のソルトレークでは2勝しか出来なかったみたいなので、ものすごい進化だし、素人の自分が見ても、十分世界のトップレベルだと思える試合運びだと思います。すばらしい。
最終戦は2/21の午前3時(日本時間)から。終了が午前5時になるので、さすがに見れないけど、結果がとても気になります。
ちなみに、マリリンショットとは、セカンドの本橋選手が投げる、相手の城壁を切り裂くショットの事です。
城壁とは、ハウスの手前にガード目的で置くストーンの事で、先行のチームが守りではなく、攻めの時に使う常套手段のようです(うろ覚え)。この城壁の後ろにロールして、ストーンを置くと、相手はハウス内の敵ストーンを押し出す事が難しくなります。したがって、城壁を築かれた方は城壁を排除しなくてはいけません。そういう時に強く投げるショットで、本橋選手が投げるとマリリンショットになるみたいです。
その他の基本用語としては、スキップ、フリーズ、ヒット、ロール、ステイ、ヒット&ロール、ヒット&ステイ、ダブルテークアウトなどを覚えると、カーリングを見ていて楽しくなります。
波に乗ってきた女子カーリング
ビッグマウスな男が現れた。男子大回転の佐々木明。
試合前に「金メダルを狙う」と宣言。
「ゴールすればメダルの可能性があり、コースアウトしたら一巻の終わり」
それは玉砕覚悟の試合運びだった。
まさに一か八かの賭けに出た1回目でコースアウト。これで佐々木のオリンピックが終わった。
一方、序盤のつまずきで、準決勝進出を諦めかけていたのに、日本中が俄然応援したくなっているのが、女子のカーリングだろう。
昨日は前回大会の覇者イギリスを下し、今日は最下位のイタリア戦。ここを負かさないことには次がない状況で、最後の第10エンドで同点から突き放し、見事6??4で勝利。
こ…