Monthly Archives: October 2019

2019年10月下旬 定植後1ヶ月のトルコキキョウ

2019年10月25日(金)、トルコキキョウを定植して1ヶ月程度が過ぎた。定植した9月下旬から10月上旬は高温で晴天が続いていたものの、10月12日に台風上陸以降は曇天が続く状況になっており、低温・日照不足気味に推移している。9/25定植のセレブピンクが3-4節目、海ほのか、ボレロホワイトが2-3節目といった成長段階になっている。

2019年10月25日トルコキキョウの状況

2019年10月25日トルコキキョウの状況

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2019年10月12日台風19号の当園の被害について

今回の台風19号においては、各地で大きな被害が見られました。まずは、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。私共は農作物の被害はありましたが、従業員を始め、家族の被害や住んでいる家屋への被害は免れました。各地において、住居や怪我をされた方、亡くなられた方が多数おられた事は本当に残念でなりません。自分の事だけではなく、復興に向けて、力を合わせて頑張っていかなくてはいけないと思います。

さて、どんぐり農園が受けた被害ですが、路地栽培のレタスとズッキーニが被害を受けましたが、ハウスへの被害はありませんでした。今回の台風が「雨台風」という事で、風の強さはそれほどでは無かったものの、長時間に渡って雨が降り続いた事で、低い位置にある田んぼ(畑)における浸水(水没)被害、及び、流れてきた稲わらによる被害が大きくなりました。

YRF01水没、YRF06冠水

2019年10月12日午前10時頃 YRF01水没、YRF06冠水


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秋採りズッキーニ出荷開始

9/3に定植したズッキーニだが、9/28から人工受粉を開始して、10/2から出荷開始した。気温次第だが、播種から考えると40〜45日程度で出荷までいけるという事だ。

どんぐり農園の秋収穫ズッキーニ(2019)

どんぐり農園の秋収穫ズッキーニ(2019)

今回、トキタ種苗のゼルダネロ、ゼルダパワーを比較で植えてみているが、感覚的な比較で言えば下記の通り(どんぐり農園感覚調べ)。

項目 ゼルダネロ ゼルダパワー
早晩生 早生 極早生(秋採りでネロより4-5日早い印象)
草勢 普通 かなり強い
食味 味濃い(個人的にはこっちがうまい) 淡白
花つき 雌花多い 雄花多い

ざっくりまとめると、ゼルダパワーの方が草勢があり、早く取れ始めて、自立してくれる確立が高いが、収量、食味的にはゼルダネロの方が良いように思われる。ゼルダネロは春でも秋でも栽培出来る万能型なので、周年でこの一択でも良いような気がするが、栽培後半に雄花が咲かなくなる問題がある。その為、イエロー系の品種を入れない時は、受粉用にパワーのような品種があった方が相互補完があっていいかも知れない。

何はともあれ、初めての作付体系なので、無事に出荷まで来れて良かったとういところだ。ただ、気になるのは風への耐性で、知り合いの農家が植えたパワーはポキポキ折れてしまっている。今回、10/12に大型の台風がやってくるので、風への耐性がこれで判断出来ると思われる。

ちなみに、市場価格は平年より1kg単価で平年と比べて100円以上安い値段で推移しており、ちょっときつい。10月に入っても気温が高い日が続いており、長野産の出荷数量が減ってこない事が大きく影響していると思われるが、台風19号以降は気温も低下するようなので、上がってくるのではないかと期待している。

2019年度トルコキキョウの定植

トルコキキョウ(ユーストマとも言う)の4年目の定植が無事に完了した。約3万本を手作業で一本づつ植えていくので、腰への負担が大きい作業だ。ガーベラなどは高設栽培が一般的になっているが、トルコキキョウは土耕栽培となるので、このあとの管理も腰の痛みに耐えながらの作業になる。

4年目を迎えたトルコキキョウ生産だが、恥ずかしながら、うちの経営作物の中で赤字が続いている唯一の品目で、年々良くはなっているものの、大変苦労している。売上がいまいち伸びない原因は以下のように3つある。

1.技術的な問題で高値となる高品質なお花に仕立て上げられていない
2.狙った時期に出荷が出来ていない
3.立ち枯れ病により花が枯れる

どんぐり農園トルコキキョウ定植2019年9月

どんぐり農園トルコキキョウ定植2019年9月 散水後の様子


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