国際貿易新聞2月分

国際貿易新聞の2月分のコラムが掲載されたので、お知らせしまーす。最近、中国で話題になっている食品問題について書きました。中国では金融危機よりも重要な話題かも知れないです。


09年2月分
週刊国際貿易 上海談2[食品危機を好機に](pdf)
原文は以下---------。

上海談②
食品危機を好機に
* *
 筆者の自宅近くに第一八佰伴という百貨店がある。これは1995年12月20日に、日本のヤオハンと中国側との合弁でオープンしたものだ。97年にヤオハン・ジャパンが倒産した後、中国資本となったものの、今でもヤオハンの名称を引き継いでおり、何となく日本の百貨店というイメージがある。
 昨年末、地下1階をリニューアルし、食品コーナーを新設したというので、家族で訪れてみた。惣菜コーナー、輸入食品などが充実しており、東京のデパ地下を意識した作りとなっている。有機野菜などは近所の安い市場で買う普通の野菜などと比べるとかなり高いものだが、お客さんで賑わっており、高級食材へのニーズの高まりを感じる。
 2008年後半、中国には2つの危機が訪れた。1つは世界金融危機。リーマンブラザーズの破綻などに端を発した世界金融システムの崩壊による影響は中国も受けている。もう1つの危機は食品危機だ。昨年9月、三鹿集団が販売していた粉ミルクに有害物質「メラミン」が含まれており、9月19日時点において、全国で6244人(3人死亡)の子供が腎臓結石と診断されたという事件が発生した。同月、同集団の運営する工場は生産停止処分を受け、事件発覚から約3カ月後の12月末に破産、社長の田文華らは逮捕され、刑事事件としての公判が始まっている。この事件が発覚して以降、程度の差はあるものの、三鹿集団だけではなく、他の粉ミルクメーカ、牛乳などの乳製品メーカにもメラミンが含まれていたという事実が相次いで発覚した。
 現在、中国のインターネットでは消費者同士の口コミサイトが流行っており、活発に情報を交換している。メラミン事件も例外ではなく、あるメーカの商品にメラミンが含まれているかどうかについては活発に情報交換が行われている。安全な食品へのニーズの高まり、ネットを通じた情報獲得などにより、中国の消費者は徐々に成長してきており、とかく言われがちな中国製品であるが、今回のような危機を逆に好機として、今後は良くなっていくのではないかと期待している。(Andy JK Wang)

09年1月分
http://laoban.natec.cn/Entry/496/
国際貿易促進協会
http://www.japit.or.jp/

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