http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000023-rbb-sci
NRIさんが調査したようです。オフショア開発マーケットは順調に伸びているようでして、中国の海外向けオフショア開発規模は3000億円のようです。
オフショア開発に関するマイナス面というか、失敗例がニュースにはよく出ますが、このように実際は非常に浸透し始めているというニュースは非常に珍しいです。
3000億円のうち、50%が日本向けのようでして、1500億円ものマーケットが既に存在しております。NRIさんのレポートでは日本マーケットの1.5%とされておりますが、中国の単価が安い事を考えると、その1.5倍程度のインパクトは与えていると思います。また、2008年までには約5%まで拡大する、つまり、対日オフショア開発のマーケットは5000億円の規模になるとされています。
インドの対日マーケットが200〜300億程度のはずなので、中国が如何に日本市場を開拓出来ているかが分かります。もちろん、インドの場合、全体の輸出ベースでみると、1兆円の規模を誇っておりますで、中国の3.3倍の規模です。オフショアという点ではまだまだこれからです。
インドと中国でよい点、悪い点があるので、両国の会社でうまく協力出来れば世界市場をターゲットにした大きな展開が可能なのではないかと考えております。
今後、日本のシステム開発が大きく中国、インドにシフトして行く事は確実だと思います。なぜなら、コスト面、エンジニアの育成システムにおいて、大きなアドバンテージがあるからです。システム開発を発注する企業にとって、システム開発への投資はコスト以外の何者でもなく、抑制する方向で考えるのが当然であり、他社が抑制を行っている中で、抑制を行わないという事は、会社の競争力を失う事になると考えます。
システム開発のコストダウンは人件費ダウンだけではなく、高い技術力を背景としたコスト圧縮方法もある事は確かだと思いますが、廉価な人件費でありながら高い技術力を有する企業が出現する可能性がある事(弊社はそこを目指しています)を考慮すると、オフショア開発という選択肢は避けて通れないものだと思います。
はじめまして、オフショアについて探していたらここにたどりつきました。
僕がこのあいだどこかで見た情報では中国オフショア開発市場は2005年で5000億円だったとような。
どちらにしろものすごい市場の可能性を感じております。
コメントありがとうございます。
絶対的な数値は、測定が難しいので、推論も入っているのではないかと思います。ですので、大体こんなもんだというぐらいと捉えればいいんじゃないんでしょうか?
むしろ、ご指摘の通り、マーケットが急速に伸びているので、その可能性が重要だと思います。
NRIさんの調査レポートURL
http