上海の親切、思いやり、やさしさ

 ※今週末、上海の人民広場、外灘辺りで反日関係のデモっぽいのがあるみたいです。気をつけましょう。
 上海に住まれている人がこのタイトルをみると、何をトチ狂ったことを書いているのかと思いますが、親切な人も少なくありません。上海というか、北京もそうですが、地下鉄でちょっとでも席が空いたらものすごい勢いで皆座ろうとし、席の奪い合いになります。
 あまり、譲るという精神がないのか、むしろ座らなければ損だと言わんばかりの勢いです。ただ、みんながみんなそうかと言うと、そうでも無くて、中には親切な人も居ます。
 


 今日は地下鉄でたまたま座れたんですが、隣の人がお年寄りに席を譲ってました。ただ、それだけの話なんですが、通常、地下鉄の席の奪い合いは凄まじく、こういった事は正直、珍しい為、ちょっと記憶に残りました。私はその時、中国語の教材を見ていて、全然気づかなくて、ちょっと恥ずかしい思い。やっぱり、なんていうのか、中国に居ることで染まってしまった部分も少なからずあるなと反省しきり。
 まあ、しょうがないので、そのまま座って勉強していると、お年寄りの方の反対に座った人がじろじろ私のテキストを見てきました。反日機運だから、外人にあれなのかなーと思ったりして、視線が痛いなーと思ってました。ちなみに、今週からテキストのレベルが一段上がったので、難しく、苦戦してました。なんとか、問題の回答をした瞬間、「それ違うよ、ここはこれだよ」っと間違いを指摘され、回答を教えてくれました。おおっ、なるほど、ってな感じで助かりました。結構、びっくり。その後も、彼は降りるまで、私の問題の回答をじっくり見てて、正解と思われる回答を書いていると、「うんうん」という感じで、正解シグナルを送ってくれました。
 反日機運ですが、お互い悪い点もよい点もあるので、互いに尊敬してやっていった方が建設的だなと思います。
 日本の報道を見ていると、繰り返し繰り返し、デモ時の投石の映像を流すので、反日感情が酷いように思われるかも知れませんが、上海ではそうでもないです。会社の中も、中国語の学校も、昨日お会いした方も皆、いい人です。まあ、加熱し過ぎなければいいなと思います。
 ちなみに、中国のメディアについてですが、中国では、小泉首相の靖国参拝、教科書の問題、天然資源の問題が、繰り返し繰り返し流れてます。あんまり、中国語が分からないので、はっきりとは分からないんですが、やっぱり、どこの国のメディアも同じで、恣意的な報道が多いなと思います。アメリカでさえ、イラクで行った不利な情報は流さず、アルジャジーラから流れてましたしね。まあ、そんなものです。
 冷静に自分の判断基準を正しく持って、物事は判断すべきだなと思います。

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