中国十大茶の一つである、杭州の銘茶「西湖龍井」が市場に出てきました。なんと、今年は15%も価格が上昇しているらしい。年初の大雪と低温が響いて、今年の生産高は例年と比べて20%も落ち込んだらしい。残念。
個人的には、中国の緑茶の中では「西湖龍井」が最も大好き。でも、高いんだよね・・・。特に、清明節前に出てくるものが最も高い。

http://tznews.cn/Article/tzwb/minsheng/200804/11634.html

の記事によると、現在の西湖龍井の市場価格は以下の通り。
高級：2,000元/500g（3万円）
中級：1,000元/500g（1.5万円）
低級：500-600元/500g（7,500-9,000円）
低級でも十分高い。日本では西湖龍井のブランドは有名ではないので、知らない方も多いのですが、中国では高級茶の一つです。頂いたら恐縮してしまいます。
摘み取りは4/20までには殆ど終わるので、そこからは値段が下がっていきます。5月ぐらいになったら、新茶を買いましょう。まだ、高いので、我慢しないと。
さて、高級品につきものなのが、偽者の西湖龍井です。本物の見分け方は記事中にある通り、以下の通りに行います。
1看：まず、看る
2喝：次に、飲む
3査：最後に調べる
1看：茶葉の形（フラット）、やわらかさ、広がりの統一、色（緑黄色）、つやなどで見分けます。
2喝：味、香り共にクリア、お茶の色はやわらかい緑（黄）色であり、明瞭。青臭い味、苦味などがあるお茶は偽者です。
3査：「茶農産地防偽表示」というのがあり、そこに電話番号が書かれているので、そこに問い合わせればすぐに生産地が分かります
高級西湖龍井は日本の玉露のような渋みが少ないクリアな味で、本当に美味しいので、飲んだ事がない方は、一度、飲んでみてください。