恐るべし中国-人間CRM-

 昨日、チープな靴(予算400元)を買いに行きました。
 行ったお店は2、3ヶ月ぐらい前に一度だけ行ったお店。
 結構、安い割には結構、いい靴だし、店員の態度もよりという事で、気に入っていたわけです。
 


 よくある中国の他の店と同じように、値引をしてくれます。
 このお店の場合、通常15%OFFだと言っているので、恐らく20%OFFが普通です。
 前回はちょっと頑張って、32%OFFで押し切りました。
 
 で、今回もガンバラにゃいかんなと思ってたわけです。
 気に入った靴を見つけて、試着し、いい感じだったので、これ幾ら?と尋ねると。
 店員:「同じでいい」
 一瞬、「同じって何とさ?」と思っていたら、察したらしく「400元」と言ってきました。覚えているの?聞いたら、当たり前だぐらいの回答でした。
 驚きました。2、3ヶ月前に一度だけ来た客に、どんな靴を幾らで売ったかを正確に覚えています。
 決して、客が少ない店ではないんですけどもね・・・。顔ぐらいは覚えているだろうと思っていましたが、値引後の値段まで覚えてるってのはすごいね。
 彼らには高度なPOSレジは必要ないし、CRMツールも必要ないなと思うわけです。
 ああいう記憶力は羨ましいな・・・

2 thoughts on “恐るべし中国-人間CRM-

  1. so

    中国国民性の反映ですね
    緻密のデータ分析よりは、人情的なやり方好むようですが。
    値引きのことも、顔覚えてくれることも、中国人ならではのふれあいと思ってください。
    長年働いてる店員さんは秤なしで、
    手で正確な商品の重量がわかるというすごい話もあります。

    Reply
  2. 真崎英彦

    >SOさん
    いやー、本当にスゴイと思います。聞くところによると、携帯電話の番号もスラスラと覚えてしまうとか。
    昔、とある女性が歩きながら、友達と雑談しつつ、手芸をしてました。
    このような例に限らず、中国における「個」の能力というのは凄まじいものを感じます。

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