ここ数年、中国不動産に対する投資が盛んになっております。上海では都心部を中心に激しく上昇しております。日本のテレビ番組にも取り上げられるたりもしているようで、日本でも徐々に投資ブームが来ているようです。
ガイアの夜明け:
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview050412.html
まあ、バブルだと言われてますけど、どうでしょうかね?分かりません。ただ、中国の個人投資家にとっては、最もやりやすい投資先だとは思います。通常、外国の株は買えませんし、中国国内の上海株は、元国営企業が殆どで、魅力がないです。やむなく不動産といったところでしょうか。
中国不動産のメリット・デメリットはどうでもよいとして、ここに目をつけてビジネスを展開している会社があります。
日本で、不動産の投資顧問業をやられている会社は非常に多いと思いますが、中国でやっている会社はめずらしいです。なぜなら、中国の社会・法規ルールは怪奇現象とも言えるものでして、通常の日本人がこれをやるのは不可能です。したがって、この中国不動産に日本人が投資する為にはエージェントが存在する必要があります。
ここに目をつけたのが、上海ベターハウスさんです。まあ、弊社の大切な中国のクライアント企業様です。非常に面白いビジネスですし、中国で不動産投資をする際には、強力なパートナーになってくれると思います。
ベターハウスさんの場合、投資顧問業だけでなく、賃貸業もやっておりますので、投資後のアセットマネージメントまで可能になっております。もともと、上海でスタートしたみたいですが、広州、北京の不動産熱の高まりを見て、一気に支店を広げ、積極的な展開をされております。
海外の投資家を呼び込むという点では、やはり、アジア系の会社が多いのですが、欧米系の投資顧問会社も存在しています。日本人と欧米人の投資スタイルの決定的な違いは、物件を見て買うか買わないかです。日本人の場合、最終的に購入する場合は、物件を見ます。欧米系の投資会社は電話のみで売っています。日本よりも遥かに遠いというロケーション的な問題もあるとは思いますが、割り切りもあるのかなと思っています。見ても見なくても、どの道、分からない。であれば、高い交通費を払うよりはコンサルタントを信じて買う。そういった心境かも知れません。確かに、不動産ファンドを買う時に、物件を見る人はいなくて、過去のトラックレコードだけが重要視されるのかなと思います。電話を中心に販売している欧米系の会社は、その辺りのレポート力が非常に強いのかなとも考えれます。
また、こういうエマージングマーケットへの個人投資というのは、欧米系は日本よりも長い歴史を持っており、ある意味、慣れているのかも知れません。
今の中国不動産がバブルかどうかは私には分かりませんが、こういったビジネスが展開されているというのも上海ならではの面白さがあります。日本に居たとしたら、こういうビジネスを知る機会はなかったろうと思います。
中国上海では色々なビジネスが広がっており、消えるものもあれば、急激に伸びるものもあります。むしろ、現状維持している会社ってのは少ないような気がします。
「欧米系の投資会社は電話のみで売っています。」というのは驚きですね。話は違いますが、TVで中国の温州の人達が飛行機をチャーターして、上海に住宅投資物件を探しに来て、その場で交渉し購入している番組をやってました。交渉の様子も凄かったです。中国人の投資意欲にも驚きました。
日本人とは投資スタンスに違いがありますね。
ちなみに、中国人の交渉力というのは、参考になる面も大きいです。