中国オフショア開発を行う目的-やっぱりコストでしょう-

オフショア開発、特に中国でソフトウェア開発を行おうとされている企業の場合、コストの削減が最大の目的になっているのではないでしょうか。技術力の高さを求めるというケースもあろうかと思いますが、ソフトウェアの開発の技術力で言えば、インド、韓国の方が先を行っているかも知れません(感覚的なところです、正しくないかも知れません)
 コスト削減というテーマになった場合、中国でのオフショアはかなりいいオプションだと思います。日本から見た場合、海外オフショアの出し先の候補は、中国、韓国、インドになると思いますが、コストという点を見た場合、中国がもっともいいと思います。確かに、上海のエンジニアの給与は高騰しています。少々出来るエンジニアの場合、5,000元(≒65,000日本円)程度になってきます。上海の平均賃金が17XX元程度なので、平均賃金の3倍程度です。日本での業務経験が豊富な方だと、1万元(13万日本円)程度は行きます。それでも、日本のエンジニアと比較したら、安いと言えるかも知れませんが、どうでしょうか。


 日本人から見ると、エンジニアの給与の高騰は異常に見えるかも知れません。例えば、東京近郊の平均年棒が550万円程度だっとすると、エンジニアは1,650万円という事になります。計算が短絡すぎるので、一概には言えませんが、ちょっと相場が高騰しているかなと思います。
恐らく、エンジニアの数が少ない一方で、オフショア開発を目指して、海外の企業が多数進出しているという事が、給与の高騰をまねいているのだと思います。かくゆう日本も近い状態はあって、エンジニアの数が少ない為、派遣の形式で働かれている方の給与が高騰しているという事がおきています。
 いずれにしましても、コストを最重要視する場合、中国がベストですが、上海よりも内陸か他の沿岸部の方がよいと思います。弊社は上海にオフィスを構えて置きながら、そういうのも何なんですが、その辺りを十分認識した上で、現段階では弊社は上海を選択しています。理由は三つです。

1)技術力の高い若いエンジニアを採用できる
2)日本語・英語が出来るエンジニアが多い
3)日本人を雇いやすい

将来的には、内陸か他の沿岸部へ出店する可能性はありますが、まずは、中国ビジネスの中心である上海からやっていく事を選択しました。弊社の場合、若手(新卒も含む)を積極的に採用する事で、コストはもちろんの事、フレッシュな若手であれば弊社的な仕事の思考、スタイルに合わせて行くことが可能です。
また、日本のオフショアビジネスを受託していく中で、日本人、もしくは、中国人で日本マーケットを知っている人がある程度は必要です。さすがに内陸になってくると、そういう人材はとてつもなく難しくなります。上海で拠点が出来れば、マンパワーを求めて、内陸にも進出して行こうと思っております。

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