システムインセンティブ制度 -3つの約束-

 オフショア開発における中国人エンジニアを如何にやる気にさせるか?本気にさせるか?
 人ですから、モチベーションが上がると生産能力があがります。
 中国には、「友の為に死ぬ」というようなことわざがあるように、信用がとても重要で、信用があると、モチベーションはあがります。
 とは言え、一朝一夕で信頼が築けるわけがないですし、信頼を築くまで何年も待ってられません。


 というわけで、やっぱり、加工資(昇給)が手っ取り早いだろうと睨み、弊社のやって欲しい事を達成=昇給、通称、「三つの約束」制度をリリースしました。
 先日のキャリアパスと密接に連携させる予定ですが、管理者側からハードルを設定し、そこに達したら昇給。半年で最高180%UP設定ぐらいに設定してあります。
 基本的に技術者の方の性質として、面白くない開発にはモチベーションが上がらないというのがあると思います。
 ただ、会社としては、面白かろうが面白くなかろうが、仕事として請け負う以上、きっちりこなさなくては行けません。売れっ子芸能人のように、仕事が選べるならいいんですが、設立半年の売り出し中の会社では、技術的に興味の湧かない仕事も多々あります。
 会社としてのニーズ、技術者としてのニーズ。お金以外で交わるのが理想ですが、今は、そんな余裕もないので、「キャッシュ」の力を借りる予定です。
 技術者が自分のニーズを抑えて、会社のニーズに応えてくれたら、晴れて昇給が獲得出来るしくみです。
 会社として、本気度合いを示す為、社長サインの入った書面を提示してあります。
 「三つの約束」の対象になった人は、俄然、やる気がアップしました。すごいですね、お金の力って。
 とは言え、ずーとこれに頼っていると会社としての理念に問題があるような気がしないでもないので、いつかは理念を全面に立てたいですね。

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