システムは道具であるという罠

 ビジネスの観点から見た場合、システムというのはすべからく道具です。OA機器の一種と考えてもいいでしょうね。

 システムというのは道具に過ぎない。なので、過度にコストを掛けるべきではない。それもそうだと思います。

 しかし、そこに落とし穴があったりします。

 「システム」=「道具」、ここまでいいんですが、多くの場合、「最低限、使えればいい、動けばいい」的な思考に発展します。これはある意味正しく、ある意味危険です。

 「最低限、使えればいい」モノを全体の設計、俯瞰を持って作るか、それとも、小手先で作るか?最初の時点での差はあまり大きくはありませんが、最終結果は大きく異なります。

 むしろ、システムが道具であるならば、それこそ、こだわりを持つべきではないかと思います。野球で言えば、バットとかグローブ。素人が野球をやるなら、その辺のスーパーで買ったものでいいでしょうが、プロ野球選手が既製品のバットを使うというのは聞いた事がありません。言えば、イチローのバットと松井のバットが非常に対照的であるように、様々な要因を総合的に考えて、最高と思われるものを用意しているようです。弘法筆を選ばずという言葉もありますが、道具で優位に立てるなら立つべきだろうと思います。優位に立たないまでも、遅れは取らない方がいいでしょう。

 最近、システムのパフォーマンスがあまりよくないという事で、改善調査のご依頼を頂きました。その途中結果を受けて、上記のような事を思いたったわけです。

 弊社の場合、中国ローカルのオフショア開発会社より、人月単価(30-40万円)が高いですし、トータルコストも高くなる場合があります。もちろん、予算がある話なので、無駄に高いのはダメだと思いますが、弊社として至極まっとうな価格を提示させて頂いているつもりです。

 大リーガーが投げる剛速球に耐えきれない既製品のバットと世界記録を達成するバット。どちらがよいかはその時の環境や選定される方の考え方によると思います。

 オフショア開発会社を選定される場合に限らず、システム開発業者、ホームページ制作業者の選定など、技術的な側面に明るくない場合、選定は非常に難しく、価格を重視するケースが多いと思います。また、既存の業者が深く入り込んでいて、不満はありつつもリプレースが難しい局面もあると思います。

 弊社が中国でシステム開発・ホームページ制作しているのは、時間を掛ければ技術力をあげて高品質な体制を作れる事に加え、コスト面においても有利な状況を作れるからです。また、今後、増えてくる中国でビジネスを展開される日本企業のお客様に対しても、よいサービスを提供出来ると考えています。

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