オフショア開発のマーケット

 オフショア開発というと一般的にはインドが有名で、インドのソフトウェア輸出高は100億ドルにも上るそうです。輸出先の国家比率はアメリカがトップで68%、ヨーロッパが21%、日本はわずか2%に過ぎません(2002年)。アメリカでは単なる開発だけでなく、ビジネス面でのオフショアも進めて、コスト効率の向上に努めているようです。その一方で、なぜ、日本では広く普及しないのでしょうか?よく聞く理由としては、

1)カルチャーの壁
2)言語の壁
3)心理的な壁


の三つがあります。日本に限らずですが、どこの国も独自の文化を持っており、異なる文化間で、且つ距離が離れた状況だと、共同作業というのは難しいのかも知れません。言語についてですが、インドでは英語が公用語として使われている関係もあって、対アメリカに対しては言語上、非常に有利な一方、日本語に対しては、やはり難しい面があって、なかなか大変なようです。とは言え、ソフトブリッジさん(http://www.softbridge-s.com/)のように果敢に挑戦し、うまくいっているケースも出てきております。
 この主要二点の問題を解決したとしても、何となく心理的に海外に出すのは難しそうだという空気が蔓延している事も、オフショア開発の発展を難しくしているのかも知れません。

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