2019年9月3日(火)、秋採り(10月〜11月収穫予定)ズッキーニの定植を行いました。この時期にズッキーニを定植するのは初めてなので、今年はトライアルとして100mを3列(5.5畝)だけとしています。この写真の圃場は5年前まで耕作放棄地だった田んぼです。石の量が半端なく、家が真横に立っているので、一部、日当たりが異常に悪いです。また、用水が全く来ないので、水田としては使う事が出来ません。そんな悲しい事情を抱えた田んぼ(もはや粘土質の畑)です。
◯基本データ
項目 | 内容 |
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播種日 | 2019年8月19日(育苗日数15日)、128セル、スミソイルロングα100育苗 |
品種 | ゼルダパワー180株、ゼルダネオ180株 |
元肥施肥量 |
アヅミック30(アヅミン+苦土) 60kg スクラム444(速効性高度化成) 30kg ベストボール(遅効性化成肥料) 60kg サンソイル(有機肥料) 60kg |
反辺り肥料成分 | N:21.9 P:24.1 K:21.9 |
農薬 | スタークル粒剤 700g(植穴土壌混和 アブラムシ対策) |
◯育苗の反省について
ハウスで播種した後、2−3日で発芽が揃いました。ほぼ100%の発芽率でしたので、良かったです。6日目にはハウスの外に出しています。発芽に4-5日、ハウス外に出すまでに10日ほど掛かると予想していたので、想定(想像)より早く育苗が進み、かなりひょろひょろの苗となりました。もちろん、鉢上げすればいいのですが、コストが増えるのが嫌なので、当園では行いません。この時期の育苗は10日程度として、圃場に若苗で持っていき、圃場で水をバンバン掛けるというのが良いかなと思いました。
◯品種について
春作の緑系は「ゼルダネロ」「ゼルダルーチェ」でやっていますが、秋作に関しては台風(風雨)に耐えられる品種である事が必要かと思います。その為、ネロより、節間が短く、倒れにくいパワーを試してみる事にしました。
◯施肥の考え方補足
通常、元肥を抑えて、追肥していくのが標準かと思いますが、収穫時期がレタスの定植時期と重なる為、時間を掛けて管理する事が出来ません。その為、追肥の労力を減らす狙いでIB系の遅効性肥料を入れてあります。狙い通り省力生産に繋がるといいのですが。
◯作業の流れ
前日 |
13:30-14:00 肥料散布 14:00-15:00 トラクターによる畝立て 14:30-15:00 土上げ(畝間の溝の土を管理機でマルチの上に飛ばす) |
本日 |
08:30-09:00 穴あけ、農薬土壌混和、ポンプ設置 09:00-09:30 定植(手植え) 09:30-11:30 散水 |
当日半日でやっても終わる作業なんですけど、前日の作業が順調で早く終わったので、2日に分けました。9月に入って、暑さが戻ってきて、外の作業は暑くて死にそうです。