沈黙
作家:遠藤周作
発行年:1966
出版社:新潮社
読み終えた日:2007/04/16
スター:★★★★★
ここ数年でもっとも衝撃を受けた小説。正直、私なんかが感想を述べる事すらおこがましく、気が引ける。
徳川幕府の前期における、基督教が禁制になった当時の物語。史実を基にしながら、ある程度の創作を入れてあるらしい。
Category Archives: 書評
アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂 幸太郎)
アヒルと鴨のコインロッカー
作家:井上ひさし
発行年:2006
出版社:東京創元社
読み終えた日:2007/03/20
スター:★★★★☆
かっこいい。この本はその一言に尽きます。今風の小説で、なんというか、ドラマチックで躍動感があります。映画を見ているような気がして、どきどきしながら、一気に読めます。
或る「小倉日記」伝 (松本 清張)
或る「小倉日記」伝
作家:松本 清張
発行年:1965
出版社:新潮社
読み終えた日:2007/04/09
スター:★★★★★
恥ずかしながら、松本清張というと、テレビドラマのイメージもあって「推理小説作家」という認識でした(テレビは一度も見てませんが・・・)。そういう認識もあって、これまで、松本清張の本を全く読まないできておりました。今回、初めて、松本清張の本に触れ、これまで読んでこなかった事を、反省しなくてはいけないと思ってしまった程でした。
青葉繁れる(井上ひさし)
タイトル:青葉繁れる
作家:井上ひさし
発行年:1974
出版社:文芸春秋
読み終えた日:2007/03/20
スター:★★★☆☆
敗戦間もない時代を背景に、少し間が抜けつつも微笑ましく、古くよき日本男児らしい高校生達の青春物語。
告白(チャールズ・R・ジェンキンス)
タイトル:告白
作家:チャールズ・R・ジェンキンス
発行年:2006
出版社:角川書店
読み終えた日:2006/10/19
スター:★★★★☆
この本を手にしたのは空港の本屋。飛行機の待ち時間中に偶然手にしました。こういう本があるというのは知っていたのですが、本自体に対して興味なく、平積みになっていたので目についた、というわけです。
やはり、非常にミーハーな、人の辛い人生をちょっと覗いて見たかったというのもあります。
火宅の人(檀 一雄)
武士道 -新渡戸稲造-
大学生の頃、新渡戸稲造さんが書いた「武士道」という本を読みまして、心に残った部分があります。
西洋の騎士道と日本の武士道の違いは何か?という所で、こんなシチュエーションを例にあげています(本が手元にないので、若干、うろ覚え、かつ自分の解釈も入ってます)。
「自分は傘を持っていて、友人が傘を持っていない状況」
このような時、どう行動するか?