先日、クライアントに迷惑をお掛けした事件が発生しました。弊社自身が同じ轍を踏まないようここに記録を残します。本質的な部分に目を向けていますので、恣意的に事実とずれを作っています。
【表面的問題】
本来、アップすべきではないファイルをアップロードした。
【本質的問題】
日本語で渡された資料に対し、資料の意図を理解出来ず、そのまま処理してしまった。
Category Archives: 中国オフショア開発
人材マネージメント (3/3)
(3)人材育成
弊社の場合、オフショア開発を主体としておりますので、語学力のあるエンジニアを育成していく必要があります。ただ、語学だけでなく、PG ⇒ PL ⇒ SE ⇒ PMこういったパスを引いて、このパスに沿った昇格制度が必要だと思います。
会社の強さとは、詰まるところ、管理者の質だと思っています。如何に優秀な管理者組織を構築するかだと思います。
人材マネージメント (2/3)
(2)評価について
評価を如何に行うべきでしょうか?営業職の場合、販売高に比例した方法が考えられます。販売高のように明確な指標がない職種、総務、会計、システム、クリエイティブなどの職種の場合、客観的な指標をどのように設ければよいのか、とても難しい問題です。
人材マネージメント (1/3)
人材マネージメントの肝とは何でしょうか?
(1)人材採用
(2)評価
(3)人材育成
だと思っています。特にオフショア開発における留意点とは何か?こちらに来て5ヶ月、少しづつ分かってきました。
人事採用面接(2/2)-キャリア構築の重要性-
採用面接をしていて気になる事があります。中国でも日本でも同じ問題です。
応募者の「キャリア構築が戦略的」になされていないという事です。若いうちに長い目で物事を考えるというのは非常に難しいという事は認識していますし、学校卒業直後に入社する初めての会社というのはギャンブルに近いものがある為、戦略的にキャリアを構築するのは本人の実力以外の部分が大きいという事も認識しています。
ただ、それでも、30〜40年ぐらいの仕事のキャリア、人生を積み上げていく過程の中で、如何にキャリアを積み上げていくのかはとても重要なテーマだと思っています。
人事採用面接(1/2)-採用基準-
日本と中国で、1000人とは言いませんが、相当数の面接をこなしてきました。その結果として、ちょっとした経験則みたいなものが出来ております。
面接の仕方は色々あると思いますが、会社のカラーなり、現状の環境でちょっと変えてますし、採用の基準も少し変えてます。
ウェブクルー東京でシステムの採用をしていた時は、とにかく、圧迫型の面接をしてました。ウェブ系の会社には短納期がつき物で、ビジネスの変化に合わせてシステムも変わります。そこについていける人材かどうかが重要だと思っています。システム開発の技術力は、履歴書を見ればほぼ分かりますし、努力すれば向上するので、努力する才能があるかどうかだけ見れば十分だと思っています。
オフショアによる携帯ショッピングカート開発
今週から新規開発、携帯電話向けショッピングカート(3キャリア対応)の開発が始まりました。
人月的には小規模ですが、弊社としては初の携帯電話アプリケーションの開発です。これを機に、携帯電話への開発へも積極的な営業を展開していきたいと思っております。
携帯アプリケーションが中国オフショア開発でも可能なのかと思われるかも知れませんが、日本側の協力体制がある場合にはこちらでも可能です。弊社では初めてですが、弊社のスタッフの中には、開発の経験を持っているスタッフもおりますし、別の会社では携帯アプリケーションの開発を中国で一年以上に渡り開発している会社様もあります。
携帯アプリの場合、最も困難なのは、こちらのエンジニアに携帯独特の仕様を理解させる事です。ウェブアプリケーション等の場合、仕様は世界基準になっている為、英語、中国語の資料がありますが、携帯電話の場合、仕様が日本固有になっているケースもあり、そこを教えるのは大変です。しかしながら、意外(というと失礼ですが)にも、よく知っています。特に、i-modeは結構、有名で具体的には知らなくても、名前だけは知っています。今回アサインしているPGは教える前にエミュレータを発見して、環境作りをしていました。
弊社の強み
「御社の強みはなんですか?」と聞かれる機会が増えてきました。
それだけ中国でのオフショア開発が一般化しているという事だと思います。システム関係ではない方にさえ、御社ってどんな事をしてますか?と聞かれた時に、日本向けにオフショアでシステム開発をやっています。日本よりも安い値段でやっているんですよと言うと、大体、分かってもらえます。一般の人にさえ、オフショアビジネスの認知度が上がってきています。
理由として、インドの成功が大きいのか、中国での製造業の成功が大きいのか、分かりませんが、中国でのオフショアは一般的になってきていると共に、マーケットが成長し始めています。当然、マーケットの拡大の結果、競争が激しくなってきますので、冒頭の「会社の強みは?」に対して正確な答えが必要になっていきます。
弊社の強みとは何でしょうか?
オフショア開発の向き、不向き
一般的には、人月が大きい案件の方がコストダウン効果が大きいとされており、大規模である程、オフショア開発に向くとされています。やはり、オフショア開発の場合、管理コストが通常よりも掛かるとされているところが主な原因なようです。
確かに、大規模の方が当然享受出来るメリットは大きく、コントロールもしやすいのですが、やり方によっては小規模なオフショア開発でもコストダウンは可能です。しかし、現実的には、小規模な案件を出す会社ほど、コストダウンの要求は強いので、実際には小規模での開発でコストダウンをする事が求められます。
オフショア開発拠点設立(2/2) – 会社設立 -
日本に居ると何かとチャンスが広がるものの、その分、忙しい。なかなかブログを更新出来ない。ブログを書き始めるまでは何とも思わなかったものの、何人かの知り合いが毎日欠かさずブログを書いているのを見ると、非常に感心する思いです。
さて、間が空いてしまいましたが、オフショア開発拠点設立の第二回目。前回は設立の仕方についてでした。設立の仕方自体は、極論すると、代理業者に任せておけば問題ありません。自分達で決めなくてはいけない、または、やらなくてはいけない重要な点は以下の三つです。
(1)オフィスの場所
(2)銀行
(3)人材採用