Author Archives: laoban

秋採りズッキーニ定植しました

2019年9月3日(火)、秋採り(10月〜11月収穫予定)ズッキーニの定植を行いました。この時期にズッキーニを定植するのは初めてなので、今年はトライアルとして100mを3列(5.5畝)だけとしています。この写真の圃場は5年前まで耕作放棄地だった田んぼです。石の量が半端なく、家が真横に立っているので、一部、日当たりが異常に悪いです。また、用水が全く来ないので、水田としては使う事が出来ません。そんな悲しい事情を抱えた田んぼ(もはや粘土質の畑)です。

2019年9月3日どんぐり農園定植ズッキーニ

2019年9月3日どんぐり農園定植ズッキーニ

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大型特殊免許(農耕車限定)の県別URLまとめ

トラクターの大型免許(農耕車限定)が取得出来る都道府県別の公的機関の一覧。情報が見つからなかった県もあります。日程は概ね3日間のようですが、県によっては8日間などあります。内容は2019年9月1日に調査したものです。最新の情報はご自身で確認して下さい。

私(静岡県)が取得した時の様子はこちら>>

[北海道・東北] [関東] [中部] [近畿] [中国・四国] [九州・沖縄]

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2.1. 初めてみよう!たった5つの管理表

第二章 実践!管理表の書き方、活用法

< <前節 1.3.ウーダ(OODA)ループ

どんぐり農園が効率的な農業経営の為に作成している主要な管理表は以下の5つ。

# 名称 内容 更新頻度
A 作業管理表 日々の作業計画・実績、日記(感想)などを記録 毎日
B 圃場管理表 作付計画、施肥、農薬など、農作業の全ての基礎となる管理表、年次、作物ごとに作成 作付計画段階で作成し、都度更新
C 販売管理表 日々の出荷数量、販売金額データを記録した管理表。商品毎、月毎の販売成績をデータ化 出荷・販売がある日
D 人材管理表 シフト管理、勤務実績、給料計算などの管理表 週一程度
E 事業計画表 現状を分析し、今後の事業計画を立案したもの 4半期毎
表2.1.1. 主要5大管理表

これらをOODAに当てはめてみると図2.1.1.のようになる。

図2.1.1.管理票とOODAの対照表

図2.1.1.管理票とOODAの対照表


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19/20年度の農業アルバイトの募集を開始しました

毎年、冬の繁忙期に向けて、どんぐり農園では野菜(レタス、キャベツ、ズッキーニ、とうもろこし)・花(トルコキキョウ)の収穫作業などのアルバイトを若干名募集していますが、今年も2名の募集を行わせて頂ければと思います。

2014年11月頃の吉田たんぼ

大自然の中で健康的に働けるチャンス‼

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1.3.ウーダ(OODA)ループ

第一章 今こそ求められるアグリプロジェクトマネジメント

< <前節 1.2. 段取り八分の「アグリプロジェクトマネジメント」

プロジェクトマネジメントでは計画を立て、実行し、改善していく事が基本になる。いわゆるPDCAサイクルと呼ばれるものだが、農業(特に、露地園芸)の現場では詳細な計画を立てる事に対して、以下のように否定的な意見が挙げられる事が多い。

  • 天候の影響が大きく、計画通りの実行は難しく、状況を見ながら柔軟に対応せざるを得ない
  • 長年の経験が頭に入っているので、細かく計画を立てなくても問題なく栽培出来る
  • 農業生産は工業生産のようにはいかない

確かに、せっかく立てた計画も、台風が来てしまえば、大きく変更を余儀なくされるし、天候や気温の変化、降雨量、日照量などは10日程度先までの予測が限界で、一ヶ月先の作業を計画通りに実行する事などほとんど不可能と言える。つまり、毎日、作物を良く観察し、作物の状況とこの先の天候を考慮して、その日の作業内容を決めていくべきで、詳細な計画を立てるべきではないというのも一理あると思う。

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2019年冬から2020年春までの天候とレタス相場への影響

8月23日に気象庁が3ヶ月予報を発表した。降水量は平年並、気温は9月と10月は高め、11月は平年よりやや高めといったところのようだ。10月の気温が高いと、夏のレタス産地が10月末ぐらいまで出荷する事が可能になる。夏産地が早めに出荷を切り上げてくれればいいが、しぶとく出荷してくると、秋産地の出荷と重なり、11月相場が厳しい状況に陥る。もちろん、台風が上陸するなどの突発的な要因があれば相場は大きく荒れるが、何も無ければ低位安定だろう。

引用:気象庁3ヶ月予報_2019年8月23日

引用:気象庁3ヶ月予報_2019年8月23日

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令和元年産 新米のお知らせ(静岡のお米)

毎年ご好評を頂いておりますどんぐり農園のお米ですが、今年も無事に9月中旬から出荷出来る見込みとなりました!当農園では5月下旬から6月上旬に田植えを行い、7月の中干しを経て、早い品種では9月5日頃から稲刈を行います。この記事を書いている8/25頃には全ての品種で出穂が終わり、登熟の段階に入っています。

201508_新米_YRF01
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レタス年度別売立実績と予算

昨日(8/20)、今年度最初のレタス播種を行った。昨年度は厳しい販売成績となったが、今年は、修正すべき点をしっかり修正して、良い結果にしていきたいと思っている。昨年度の苦戦の理由は2点あって、一つは単価の低迷(外的要因)で、もう一つは暖冬に対応出来ず前進出荷、品質低下してしまった事(内的要因)である。冬季のレタス生産における外的要因による経営上の最大のリスクは、「価格変動」である。下記は中央卸売市場における年度別のレタス卸売単価である。

中央卸売場レタス卸売単価2015-2019

中央卸売場レタス卸売単価(単位:kg・円)2015-2019 どんぐり農園にてグラフ化

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2019年6-8月の静岡県吉田町の積算気温と水稲出穂の関係

 今年(2019年)のお米の出穂は、品種によっては、例年よりも少し遅れており、7月の低温・日照不足の影響を受けていると考えている。8月に入り、気温上昇、天候は安定しているので、登熟で追いついてくる可能性はあるが、現時点では、例年よりも、数日程度、遅れての稲刈になる事が想定される。
 当地域(静岡県吉田町)では、5月20日頃から6月10日ぐらいまでが田植のピークになっていて、野菜の春作を行った田んぼになどよっては少し遅めとなる事がある。また、お茶農家の場合だと、一番茶よりも前に早めの田植えを行って農家もあるそうだ。当農園でも5/26〜6/8を中心として、とうもろこし、ズッキーニ後の田んぼを6/19に田植えを行った。
 品種としては、「あきたこまち(極早生)」「キヌヒカリ(早生)」「コシヒカリ(早生)」「きぬむすめ(中生)」の4種としている。複数の品種を生産している意味合いとしては、食味の違いを楽しむ為という事もあるが、品種によって、出穂・登熟までの積算温度が異なっているという成長速度の違いをうまく利用して、作業の平準化を行ったり、乾きやすい田んぼでは早生、乾かない田んぼでは中生を植えるなど、田んぼ特性に合った作付けを行っている。
 直近3年の田植日と出穂日を以下の表にいくつかピックアップした。ちなみに、出穂の定義は私が見て、7-8割出てるなーと思った段階を出穂としているので、私個人の能力による誤差がある事はご理解頂きたい。

❏ 田植日と出穂日データ(どんぐり農園調べ)

品種
2019
2018
2017
あきたこまち

5/26->7/30

5/27->7/31

5/27->7/31
5/30->7/30
キヌヒカリ

5/28->8/8

6/4->8/13

6/8->8/16

5/27->8/3

6/4->8/7

6/7->8/9

5/28->8/2

6/6->8/6

6/9->8/12

コシヒカリ

5/31->8/10

5/31->8/4

6/25->8/21

きぬむすめ

5/29->8/18

6/3->8/19

6/5->8/21

6/4->8/22

6/4->8/20

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