既に結構、遅い時間になってしまいましたが、もう一箇所って事で、「霊隠寺」に行く事に。
アジアの古寺、ヨーロッパの古い教会や、遺跡を見るのが好きな私としては、是非、行ってみたかったお寺の一つ。
その歴史2000年以上と言われる中国禅宗十大古刹の一つで、326年にインドの高僧・慧理によって開山されたそうです。とにかく、大きいお寺です。これほどまでに大きなお寺は初めて見ました。
巨大な敷地にお堂がいっぱいある事に加え、岩山、洞窟の中に石仏が彫られているところも魅力の一つです。
石仏の数は338体もあり、青林洞の西岩壁上座像は951年に建てられた非常に貴重な仏像です。
ちょうど、第一回世界仏教フォーラムが中国で開かれている時期だった事もあり、非常に多くの人で賑わっていました。
お堂は山に向かって建てられているので、全て見る為には、ちょっとしたハイキングって感じです。子供やお年寄りには正直、きついかも。
さて、へとへとになりがら、上まで行って、降りる頃には既に17時。やばい、帰らなくてはという状況。急いで下山。
なんとかお寺から出るも、タクシーは無し・・・。またか・・・。
しょうがないので、適当に歩いていると、バス停を発見。
何番のバスに乗ればいいのかさっぱり分からないので、警備員らしき人に聞いて、乗車。最終便だ・・・やばかった。
なんとかかんとかホテルに戻って、預けていた荷物と帰りにバスチケットをゲットして、スグにバス乗り場に。
バス乗り場につくと、ダフ屋に声を掛けられまくる。いやいや、チケット持ってるって。多分、チケット持たずにここまで来ても、なんとか乗れそうな感じ。この辺りが中国の不思議なところ。常に「なんとかなる」っていう状況がある。仕事も同じだけど「ダメ」と言われても、しつこく頑張ると「なんとかなる」、これが中国。でも、それに甘えていると無計画な人間になるので、きっちりした計画の立案は重要。
上海までのバスは7、8分に一本出ており、電車よりもはるかに便利。特に、浦東の田舎に住んでいる私としては、浦東行きがあるのはとっても助かる・・・。
バスの待合所のキオスクで飲み物、食べ物を買ったり、中国版ウルトラマンの本を買ってみたりしました。ウルトラ兄弟の本です。
てな感じで2時間半バスに揺られて、家に着いたのが11時前。ちょっと疲れましたが楽しい家族旅行でした。