現在の会社名になる前の旧社名。
当時の彼はエンジニアでした。その証拠に、
http://java-house.jp/ml/archive/j-h/003435.html#body
http://java-house.jp/ml/archive/j-h/003435.html
への投稿から見て取れます。いいですね。私も大学生の頃、こういうのに投稿してました。
彼を天才プログラマーと呼んでいる人がいたようですが、この投稿を見る限り、そんな感じは受けません。
ま、それは良いとして、上場前に[HotWired]の対談記事でこういうのを見つけました。
http://hotwired.goo.ne.jp/matrix/0001/textonly/002.html
この記事は2000年1月18日のもので、同年4月に上場を果たします。この記事の前振りに、
日本のインターネット・ビジネス界で、いま、もっとも元気のいい二人である。インターネット・サービスのウェブサイト構築を総合的にプロデュースする株式会社オンザエッヂの堀江貴文。インターネットの営業専門会社であり、急速に日本最大のインターネット広告会社のひとつに成長した株式会社サイバーエージェントの藤田晋。ともに2000年第一四半期にマザーズでの株式公開を予定している会社の若きリーダーであり、もしかすると21世紀の日本経済のキーパーソンに成長しかねない二人である。
とあります。このライターの方、結構、先見の明がありますね。そして、彼の言葉、
米のドットコム企業が飽和状態になっていて、
日本にお金が向いてきている(堀江)
この言葉も、さすが、よく時代を感じているなと思います。そして、ちょっと面白いのが、彼が成りたかった職業。
堀江 僕は本当はライターになりたかったんです。温泉地とか地方に行って、旅ライターみたいのをやりたかったんです。
ちょっと意外な答えです。それにしても、
藤田 ベンチャー企業が景気回復を引っ張ると言うのは本当によくわかります。このまま利権を大企業に守らせていったら、なんにも変わらないですよ。
堀江 本当に出版社とかが銀行みたいに1社潰れると最高なんですけどね(笑)。
お二人とも過激ですね。
このインタビューを読み込んでみると、フジテレビ買収とか、子会社IPOによるキャピタルゲインとかは、上場前から構想として持ってたんでしょうかね。そんな気がします。
そして、上場直後の同年6月の記事。
http://www.venturenow.jp/factofipo/fi20000606-00.html
3-2にある通り、技術を全面に押し出しつつも、ファイナンス事業を早々に立ち上げてる辺りが、上場前から入念に計画していたとしか思えない感じです。
どうやら、今は、犯罪をされて大変な状態のようですが、そいういのを無視して考えると、卓越した状況分析能力がある経営者なんだなと思います。彼は外資系からのファイナンスをうまく利用してたそうですが、当時から、そういう読みがあったのだろうと思います。
ちなみに、最近の日本のドットコム企業も飽和状態になってますが、飽和したお金はどこへ向かうのでしょうか?これは今から起業する人にとって(金儲け重視起業の場合)、一つ大きなポイントになるのではないでしょうか。
かつて、アメリカの巨大資本が全世界のエマージングマーケットを席巻したように、お金というのは、成仏出来ない自縛霊みたいに彷徨い続けるものだと思っています。
ちなみに、こういうのもありました。
http://hwj.corecolors.com/nwt/981125/msg00004.html
http://hwj.corecolors.com/nwt/981125/msg00014.html
ま、人の話はいいとして、自分の会社を頑張らないと。