オフショア開発の今どきのブリッジSE

 日中間でオフショア開発を行う場合、どうしても、ブリッジSEというのが必要です。
 不要だという人も居ますが、定義上の違いであって、言葉や文化の違いを理解している人は必ず必要です。
 昔のオフショア開発であれば、語学が堪能な人と開発者が別れて存在することもあったので、今どきのブリッジSEは語学力とSEとしての両方が必要です。


 実際は、語学力のある人と、エンジニアを分けて使うケースもあるので、仕事が全くないかというとそうでもないです。
 ただ、語学力だけの人の場合、通訳としての仕事しか出来ないので、ブリッジSEと呼ぶのは難しいし、SEの仕事をしたい方にとっては、ちょっと楽しみのない仕事になってしまうかと思います。
 語学の出来ないSEの方の場合ですが、実は、これはこれで仕事が出来たりします。その方の実力にも寄りますが、見てると意外にも何とかなるもんだという感想です。
 但し、語学が出来ないと、中国人の方との信頼関係とか、詰まった案件とかには対応不可能だったりします。
 加えて、非常にいらいらします。何とかなるというのは、飽くまでも何とかなるというレベルで、いい仕事をするには遠い環境にあると思います。
 SEというは、ある意味、管理職的な面もあるので、日本語でもそうですが、的確に意思を伝えられないと、仕事になりません。
 いわゆるコミュニケーション能力というものです。言葉が出来ない人にコミュニケーションも何もないと思います。
 今どきのブリッジSEは語学力と開発経験、両方大事です。
 ちなみに、今どきのブリッジSEになる為には、具体的な開発経験として、少なくとも5年程度は必要です。語学的には、HSK9級程度は必要です。とは言え、6級程度あれば、何とかなるので、実践で積み上げていけばいいかなと思います。
 まあ、とても大変な仕事ですが、新しいことに挑戦したい人には楽しい仕事です。

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