七面山(標高1,989m)は登山口付近の町から他の山との違いを感じる山だ。身延山久遠寺の西方裏鬼門に位置し、奥の院がある信仰の山として知られている。実際に登ってみると、登詣している多くの参拝者の方とすれ違う。久遠寺のように観光客は多くないが、参拝者の為のタクシーや旅館などがあり、慎ましくも賑やかさがある。
参拝者が目指す敬慎院は山頂近くの標高1700m付近にあるのだが、山中における寺院の規模としては、国内ではかなり大きな方に分類されるだろう。私個人としては、想像してものよりも壮大で圧倒された。敬慎院は宿坊があり、多くの方が泊まられている。今回は宿泊しなかったが、私もいつか泊まってみたいと思っている。