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オオキンケイギクとカワラナデシコ

5−7月頃になると、日本の河川沿いの土手に黄色い花、オオキンケイギクの群生をよく見かける。私が住んでいる焼津も例外ではなく、瀬戸川沿いをジョギングしていると、ちらほらとみられる。非常にきれいな花なのだが、環境省から特定外来生物と指定されており、除去されつつあるというのが現状のようだ。

瀬戸川のオオキンケイギク
-焼津瀬戸川下流に咲くオオキンケイギク(焼津市役所に連絡したところ、丁寧にご対応頂きました)-

 

オオキンケイギクが定着したのは、明治時代の1880年代頃で、観賞用として日本に入ってきた。北アメリカ原産の多年草で、乾燥した中でも育つ、非常に強い植物であり、その特性と花の美しさから、近年まで河川敷や法面の緑化に使われきた。しかしながら、その強さの為に、日本固有の生態系に重大な影響を与える可能性があるという事で特定外来生物に指定されたようだ。具体的な例としては、カワラナデシコなどが影響を受けているようだ。カワラナデシコは環境の変化に弱く、周りにオオキンケイギクなど高さがある花草が出来ると、陽当りが悪くなり、生育出来なくなるようだ。

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