沈黙
作家:遠藤周作
発行年:1966
出版社:新潮社
読み終えた日:2007/04/16
スター:★★★★★
ここ数年でもっとも衝撃を受けた小説。正直、私なんかが感想を述べる事すらおこがましく、気が引ける。
徳川幕府の前期における、基督教が禁制になった当時の物語。史実を基にしながら、ある程度の創作を入れてあるらしい。
日本人とは一体何だろう?キリスト教って何なんだ?この本が提示してくる根本論は凄まじく、読んだ直後は、何が何だか分からなかった。分からないけれども、心の中に強烈に何かが残ってしまう、そんな本。
この小説は、長崎の外海町という非常に美しい景観がある場所を舞台にしてあります。
http://www.yado.co.jp/kankou/nagasaki/nagasaki/sotome/
長崎で気に入っている場所の一つで、本当に綺麗な場所です。遠藤周作文学館もあり、日本の中で一度は訪れた方がいいと強くお勧めできる場所のひとつです。
http://www.at-nagasaki.jp/archives/003/22.html
とにかく「凄い」という以外の感想は述べられません。
Andy発見