さてさて、丸々半年が経過しました。意外と言ってはなんですが、何とか経営出来てます。中国語もよくしゃべれないながらも、中国に来て、何だかんだとそれなりに突き進んでいます。
走り始めたら、どうにも止まれないというわけで、もはや簡単には失敗出来ない状況となってきました。常日頃から、潰れるかもよー、何ていう事をスタッフに話している私ですが、まあ、出来る限り頑張ろうと思います。ダメな時はダメでしょうけど(笑)。
とは言え、ビジネスモデルには自信を深めてきました。やはり、今の中国ビジネスは「ギャップ」です。それ以外もあるでしょうけど、ギャップが一番いいです。中国、日本、両方からビジネスを眺めて見て、そんな気がしています。
経営者と言っても、わずか数ヶ月の新米なので、色々な方とお会いし、経営に関する話、中国ビジネスに関するお話をお伺いし、日々勉強をしております。すごく勉強になる事が多いんですが、少し、自分とは違うなという事もあります。
経営者はよく眠れないと聞きます。が、私は寝れます。人よりも責任感がないのか、どうなのか分かりませんが、私をよく知る人は私がよく寝る人間だとよく知っていると思います。布団に入ったら5分以上、起きてられませんし、お酒を飲んでも起きてられません。飲んでる最中に寝る事もしばしばです。中国に来て、寝れなかった日は、不覚にも蚊に足を刺された(5箇所も!)日ぐらいです。それ以外は健やかに寝てます。
中国では××××、中国ビジネスは××××だ!よく言われる事の一つに、あなたは中国を知らないし、中国ビジネスを知らないから、そういう事を言うんだと、中国とはこういうものだという事を拝聴する事があります。
多分、そうなんだと思いますが、その通りにやって成功している人の例を見ません。格言の一つに、成功例と同じ事をしても成功するとは限らないが、失敗例と同じ事をしたら100%失敗する。
誤解を生むかも知れませんが、まあ、必ずしも一般論に従う必要はない、と思っています。失敗例も失敗の本質を見るべきであって、失敗の表面を見る必要はない、とも思っています。
兎に角、色々と経験したり、見聞きしたりする中で自分が違うなと思う事があったら、正しいと思う方に進めばいいだけの事だと思います。自分の尺度を持ってれば、物事はうまく行くものです。また、突き進むというのは大切な事です。
先日、お客様から借用した本の中に、陸奥宗光が執筆した「面壁独語」の中で坂本竜馬という人が残した言葉が引用されてました。
「人間、一度、目的を心に抱いたならば、いかにして達成するか、常に考え抜かねばならない。決して、弱気を起こしてはならない。
死ぬ時は、たとえ、いまだ目的を成就するには至らなくとも、必ず、その目的に向かって前向きに倒れるべきである」
だそうです。前半はカルロスゴーン氏がよく口にする、コミットメントと同じですね。日本人は100年の時を経て、フランス人から改めて学ばされたようです。後半はお気に入りの文言ですが、ここまで過激にならなくてもよかろうと思います。当時の彼はそのぐらいの意気込みだったんですね。
まあ、とりあえず、前へ。