インターネットビジネスの肝はプロモーションコスト(集客コスト)を下げるという事に尽きると思います。より正確に言うと、獲得コスト(acquisition cost)のコントロールとも言えます。
唐突なんですが、最近、インターネット系の案件も多いのと、日本に居た時に色々な人と会ってみて、再認識したというか、思い出しました。
そもそも何の為にインターネットのサイトを立てるのか?という根本的な問題があり、そこから全ては始まります。
存在するもの全てに存在する意味というのがあるんですが、実際の作業レベルになってくると、サイトの存在目的よりもサイトを構築する事自体が目的になるケースが多々あるようです。
もっとも、インターネットサイトの構築に限らず、全ての事態に通じる事ですが、実作業においては作業の達成自体が目的になってしまうというありがちなピットフォールに落ちる事があります。
ビジネスをやっている会社が何かしらのサイトを立てるのであれば、ビジネスを助ける事が重要な目的の一つのはずで、その為にどうするかが重要なんですね。
インターネットの場合、幻想が多く、サイトの構築さえすれば成功が見えているようにも思えますが、そのような事はなく、立ち上げ後の運営なり、戦略が非常に重要です。
インターネットのサイトを立ち上げる場合
1)目的を明確にする
2)目標とするサイトを研究する
3)目的を達成する為に必要な戦略を企画する
4)プロモーションの計画を考える
5)デザイン、システムに落とし込む
6)試運転を行ってみる
7)改善する
8)サイトの目的、事業性を改めて検討
9)サイトを改善する
10)プロモーションを広げてみる
という流れが必要です。
私が営業に行く際、必ず、ビジネスモデルからお伺いしています。サイトの制作を受ける際、一般的には、多少の企画があって、こういうサイトを作りたいという依頼が来ます。それだけで制作に入ると、本当にお客様が期待しているものをアウトプット出来ない可能性が高いからです(予算の兼ね合いもあるので、毎回そうもいかないですけども・・・)。
また、表題にある通り、プロモーション戦略を一緒に考えるのは非常に重要です。というのも、どのような目的であれ、サイトに人が来ない事には始まりませんが、今のインターネットの場合、広告を打つか、時間と労力を掛けて仕掛けを作るかをしない事にはサイトへの集客は非常に難しいですよね。
次回に続く。