さて、ICPライセンス、どんな時に必要なのか?
色々、噂があるんですが、ま、直接法律を見るのが一番手っ取り早いです。
【非経営性ライセンス】
http://www.miibeian.gov.cn/
申請はここでやります。法律関係もここにありますが、ちょっと見づらいので、こちらのサイトを参考にして下さい。
http://www.cnnic.net.cn/index/0F/index.htm
ここにある2005年2月25日に発布、3月20日施行の法律が
http://www.cnnic.net.cn/html/Dir/2005/02/25/2782.htm
です。これが基本になります。
まず、第五条。
ここでは、中国国内において非経営性インターネットサービスを提供する場合、各法律に従わなくてはいけないよって書いてます。「中国国内において非経営性インターネットサービス」ってのは、簡単に言うと、
中国国内の組織、または、個人が利用する営利性を追求しないサイトにおける情報提供
という事のようです。なるほどね。
所定の手続きに沿って、申請してねって事が書いてあったり、ニュースとか出版とかは別途手続きが必要だからね!とか、トップページの下部中心に必ず、承認番号を付けるようにとか書いてます。
で、注目すべき点は、この法律に違反した場合の罰則規定。第一八条に書いてます。
情報提供サイトにおいて、違反した場合、省の通信管理局から強制的にサイトの一時閉鎖を行われます。ISP系の場合、一時、もしくは、永続的にサービス停止となります。
また、第五条に違反して、そもそも申請しなかったらどうなるか?ですが、1万元の罰金です(第二十二条)。拒否すれば、サイト停止。申請した以外の内容が提供された場合、5千元〜1万元の罰金。その他の条項に反した場合でも、5千元〜1万元の罰金って事らしいです。
とはいえ、これは国内法なので、サーバが日本とか海外にあって、中国国内向けにサービス提供した場合は適用されるのでしょうか?
答えはグレーです。
基本的には、特に問題のある内容でない限り、普通に閲覧出来ますし、中国政府から何か言われる事はありません。ま、当たり前ですが。しかし、GoogleとかSeesaaブログとかアクセス障害が発生するサイトっていうのはあります。
一つ面白い例として、
(A)http://www.google.com/intl/zh-CN/
(B)http://www.google.cn/
です。ちょっと間違い探し的なノリですが、幾つか相違点があるのは分かりますでしょうか?
(A)は中国国外にあるサーバで提供されており、(B)は国内にて提供されています。(A)へのアクセスはかなり悪いです。よく切れます。(B)は快適に繋がります。
この解説は次回。