採用面接をしていて気になる事があります。中国でも日本でも同じ問題です。
応募者の「キャリア構築が戦略的」になされていないという事です。若いうちに長い目で物事を考えるというのは非常に難しいという事は認識していますし、学校卒業直後に入社する初めての会社というのはギャンブルに近いものがある為、戦略的にキャリアを構築するのは本人の実力以外の部分が大きいという事も認識しています。
ただ、それでも、30〜40年ぐらいの仕事のキャリア、人生を積み上げていく過程の中で、如何にキャリアを積み上げていくのかはとても重要なテーマだと思っています。
キャリア作りに失敗しているケースは幾つかありますが、とりあえず、3つ程挙げてみました。
(1)目先の給料を重視する
(2)会社のブランドに固執する
(3)自分の過去と現在の分析、将来についての見通しがない
3つ挙げましたが、本質的には、全部同じで、重要なのは(3)です。(3)から全てが派生します。
多くの面接にお越し頂く若い年齢の方達が、中国でも日本でも全く同じ問題を抱えております。まず、将来について、考えてない。つまり、何がしたいのか分からないという問題。
お金を稼ぎたいのか?
幸せな人生を送りたいのか?
エキサイティングな人生を送りたいのか?
何もしたくないのか?
安定こそ全てなのか?
好きな事をやっていきていきたいのか?
別に何でもいいと思ってますし、途中で変えてもいいと思ってます。決める事が重要なんです。私が10年前に立てた目標は、起業して、お金持ちになる事、出来れば歴史に名前を刻む事です。それを達成する為に、何が必要かという事を常に考えています。人によっては、お金には意味がない、必要以上にお金を稼いでどうするつもりなんだと言います。全くその通りだと思います。ただ、別に人に迷惑を掛けているわけでもないですし、犯罪を犯してまでやってやろうとも思ってないですから(グレーゾーンまでは行きますが・・・)、そう決めたんで、そうやってるだけです。
Q.達成したらどうするか?
A.達成してから考えます。
私は決めた事を実現する事に全力を注ぎます。どんなに小さな事でも。そこに向けてあらゆる努力を行います。ゲームみたいなもんです。
キャリアを作る際、まず、何がしたいのかを決める。次に、過去の経験がそれを達成するのに十分なものか考える。そうすると次の理想的ステップが見えます。次のステップが見えたら、現在の自分の環境を鑑みて、理想的ステップを踏めるかを考える。多くの場合「ノー」です。その中で、捨てるべきものを捨てて、目標達成に向けて動く。
捨てるべきものを捨てる。早め早めに行う事が重要です。遅れたら、取り戻せません。選択肢は狭くなり、修正を行うには今以上の出血が必要です。キャリア作りはうまくやって下さい。キャリア作りがうまくいけば、結果は自ずと付いてきます。弊社がキャリア作りのワンステップになれば幸いと思います。
私はメーカ系ソフトウェア企業でSEとして働いているのですが、キャリア構築の重要性を拝見し、たいへん刺激を受けました。これからも参考にさせて頂きます。、、そうそう、、豫園の小龍包はとてもおいしかった記憶があります。6年くらい前に食べました。
どうもありがとうございます。
こういう文章は恥ずかしいので、書くか、書くまいか相当躊躇したんですが、ここ数年、中国でも日本でもずっと気になってました。思い切って書いて、よかったです。
豫園の小龍包、食べた事ないんですよ。すごい混んでるので。二階、三階は空いてるらしいので、今度、行ってみます。