今年の清明節は、あさって、4月4日。『清明時節雨紛紛(チンミンシージエ ユーフォンフォン)』は中国の古代詩に出てくるフレーズで情緒があって大好き。清明節は祖先を供養する日なわけですが、「春」の訪れでもあり、雨が降って、青草が生き生きとするというイメージだ。
『清明時節雨紛紛(チンミンシージエ ユーフォンフォン)』
漢字を見ると何となく分かると思うけど、詩の大まかな意味は「清明の時節、粉のように雨が降りしきる」という事。詩に歌われている通り、この時節、雨が多いというイメージだが、しかし、実際のところは違っていて、上海の清明節における雨の統計確率は36%だ。つまり、本当は降らない事の方が多い。情緒、心情に対し、統計の話は空虚だけど。
杜牧の詩で、全文は以下(訳は適当)。
清明時節雨紛紛(清明の時節、雨が降りしきる)
路上行人欲断魂(旅人(作者)の心も霞がち)
借問酒家何処有(酒屋はどこだと尋ねると)
牧童搖指杏花村(牛引きの童は、遥か遠くの杏花村を指差した)
詩に誘われて、お休みの日に杏花村に行って見るのもいいな。
杏花村旅行ネット:
http://www.xhc-tour.com/