弊社の場合、オフショア開発、特に日本向けへの加工開発を中心にビジネスを展開しております。日本だけにこだわっているわけではなく、単純に、中国国内向けビジネスにリソースを割り振る程の体力を持ち合わせていない為、積極的な展開は控えているだけです。
ただ、やはり、いつかはやらなくてはいけないと思っています。折角、中国で起業しているわけですから、中国マーケットを開拓する事は一つの使命だと思っています。システム開発で市場を取りにいくのか、それとも、インターネットビジネスへの展開を試みるのか。そこを思案しています。タイミングも、また、重要だと思っています。
時々、色々と試算、検討しているんですが、やっぱり大変だなと思います。理由は多々あるんですけども。
こうやって私が二の足を踏んでいる中、上海に居る日本人の方でも相当、気合が入っている人達がいらっしゃいまして、中国マーケットの開拓に力を注がれております。
中国の消費者向けマーケットは大きく分けて三つです(中国だけではないですけど)。
(A)富裕層向け
(B)プチ富裕層向け
(C)大衆向け
グッチだとか何だとか有名な高級ブランドは、上海に殆どあります。上海、北京には結構、お金持ちが居まして、上海の一部だけを対象に考えれば、富裕層向けにもそこそこビジネスが展開できます。
最近、市場として暑くなっているのが、プチ富裕層向けです。近年の好景気、高度成長で、急激にこの層が増えています。今、ターゲットにするなら、やはりここでしょうね。
大衆向けは、大変ですね。単価が信じられない程安いです。ただし、高度成長とは言っても、まだまだ内陸はこの層が厚いです。つまり、中国全土をマーケットに考えた場合、この大衆層が最大のマーケットになるかも知れません。
まだ、4ヶ月ぐらいしかこちらには居ないんですが、本気でこちらのマーケットを切り開こうとされている方に何名かお会いしました。お話を伺うと、とても面白く、刺激になります。ただ、実際のところの苦労は尋常ではないと思います。是非とも成功して欲しいと思います。間違いなく、面白い仕事だとは思いますけどね。
少し、他人事のような書き方になってしまいましたが、微力ながら、弊社もご協力させて頂きたいし、弊社自身も近い将来、このマーケットに切り込みたいと思っています。