「陽澄湖の大閘蟹(上海蟹)から発癌性物質が検出された」との報道が、19日の東方早報(新聞)でなされたようです。
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200610210192.html
このニュースだと場所とか書いてないですが、台湾に輸出されたもので検出されたようです。
http://www.chinanews.com.cn/tw/mswx/news/2006/10-19/806723.shtml
只、真偽の程は、若干怪しくて、
http://news.zj.com/china/detail/2006-10-21/689284.html
に有る通り、上海蟹は韓国、マレーシア、日本、シンガポールなどの国にも輸出されており、そこでの品質検査は合格になっているわけで、台湾だけってのは少し怪しいわけですよ。
もちろん、日本でも発がん性物質が発見され、輸入禁止となるような事態になれば、これは「黒」となってしまうので、注意して事態を見守らなくてはと思います。
ちなみに、陽澄湖(Yang2 Cheng2 Hu2)の上海蟹ってのは上海蟹の中でもトップブランドのものでして、結構なお値段の高級上海蟹ってわけです。なもんですから、偽者も沢山出回っているようでして、今回のも偽者じゃないか?っていう説も出ているようです。
とは言え、台湾側は「毒入り上海蟹を送りこみやがって!」的なノリかどうか分かりませんが、非常に怒っている事は確かなようで、全面輸入禁止措置が取られました。
しかも、北京でも波紋が広がっているようで、上海蟹を取り扱わないスーパーが出てくるなど、損害が大きくなってきている模様です。
http://news.beelink.com.cn/20061021/2163385.shtml
まだ、正確な損失額は計算されていないようですが、2002年の香港で発生した「毒蟹事件」(ま、同じような内容)を超える事は必至となっているようです。
個人的には、日本からお客さんが来ない限り、上海蟹を食わないので、あんまり関係ない話という事で、どうでもいいっちゃー、どうでもいいんですけどね。