最近、IP電話に関する資料を頂きました。今の所、日本への電話は、Skypeを使ったり、中国の業者が提供しているIP電話を使っています。Skypeだと、激安ですが、日本の固定電話番号を使った着信(SkypeIN)はまだ実装されていないので、受けるところには問題があります。中国の業者が提供しているIP電話だと、2.7元/分です。
いわゆるセントレックス型のIP電話は結構、いいかも知れません。想像ですが、中国にある日本向けのオフショアコンタクトセンターとかは、やはり、SIPを使ってるのかなと思っています。コンタクトセンターだと、品質も重要なので、日本との通信線は光ファイバーを使ってる事が多いみたいです。
回線にコストを掛けると小規模だと正直つらいので、インターネットの回線を使ったやり方というのが、コストを最大限、抑えることが出来ると思います。ただ、品質はある程度落ちるかなと思いますが、コスト効果は絶大です。オフショア開発の場合、電話はとても重要なコミュニケーション手段なので、出来ればコストを抑えて、どんどんコミュニケーションが取れるようにしたいです。
また、こちらから掛ける場合は、SkypeOutを使えばいいとしても、お客さんに国際電話を負担をして頂くのは、気が引けます。ここを解決する一つの手段としては、前述の電話業者が提供するIPセントレックスを中国に引く方法です。で、今回、頂いた資料というのは、050番号に被せて、インターネットを経由して、中国に電話を転送する方法です。こちら側で容易するのは、インターネットの回線と電話機、アダプターだけです。しかも、このアダプターと電話機を持ち歩けば、どこにオフィスを移動しても、インターネットの回線だけがあれば使えます。
この方法であれば、
1)日本から電話を受ける場合、050番号の事業者が設定する通話料でよく、通話コストが安い。
2)世界中どこに移動しても、インターネットがあるところであれば、050の番号で受信が可能。
3)当然ですが、拠点間の通話は無料です。
4)普通の固定電話なので、利用も簡単。
というメリットがあります。電話機とアダプターを一体にした機種を出してくれるともっと便利だなと思います。
まだ、使った事はないので、実際の音質は分かりませんが、試してみて音質がよければこちらのお客様にも積極的におすすめして行こうかなと思います。