大型特殊免許(農耕車限定)取得したのでまとめ

 土耕農業では様々な大型農機具が必要になるのだけど、その中で最も利用度が高いのがトラクターだ。問題は、公道を走るのには大型特殊免許(農耕車限定)というのが必要になるという事だ。今どきのトラクターの殆どが車両法では小型特殊になるのだが、道交法では大型特殊扱いに分類されている。要するに、普通免許で公道を走れば、無免許運転となり、罰則はかなり重い。もちろん、田んぼや畑で乗る分には免許は必要ないので、圃場まで免許所有者に移動してもらって、圃場で作業を行うのは問題ないが、面倒くさいこと極まりなく、普通は取得する。限定の無い大型特殊免許は教習所で取得可能なのだが、「農耕車限定」であれば、3日間で費用も数千円程度で取得出来る。先日、何とかかんとか免許を取得出来たので、取得の仕方などについてまとめてみた。

大型特殊免許(農耕車限定)講習風景

大型特殊免許(農耕車限定)講習風景


[1]概要
 静岡県の場合、「静岡県立農林大学校」が行っている「農作業安全研修」という講習を受け、講習最終日(3日目)にある試験に合格すれば、免許を取得する事が出来る。他県の場合も同じ流れだと思うので、具体的な場所は県のホームページや各県の農林事務所などに電話してみるといいと思う。

[2]申し込み方法
 静岡県内の農家、又は、就農予定者を対象に年6回程度実施している。講習は一回辺り、10〜16人の定員なので、早めに応募しないとすぐに定員に達してしまう。この為、免許取得が必要な方はなるべく早く農林大学校に連絡し、相談の上、指示を仰いだ方がいい。少なくとも、受験の3−4ヶ月ぐらい前までには申請を済ませて置かないと受講出来ないと思う。

申請方法や日程については以下のURLで公開されている。
http://www6.shizuokanet.ne.jp/usr/noudai/kenshu.htm

まずは、上記ページに「年間計画」のPDFがあるので、日程を確認し、農林大学校に電話して、空きがあるかどうかを確認した上で、「研修申請書」を郵送する。申請書が到着すると、担当の方から電話があり、後日、関係書類が郵送されてくるので、後は指示に従えばいい。

[3]講習の内容
 全部で3日間だが、1・2日目の午前中にテキストを使ったトラクターの構造や、事故などに関する講義があり、午後はトラクターに乗って、コースでの運転練習となる。トラクターとは言え、あくまでも「公道での運転」が目的なので、安全確認を中心とした運転スキルの習得となり、耕うんとかではないので、普通自動車を取得した時と同じような感じでやればいい。
2014年7月に農林大学校で、私が受講した時の車種はヤンマーのエコトラで試験が行われた。練習車両と「けん引」の試験は三菱のトラクターが使われていた。エコトラは現行機種のようで、オートマだったのだが、トラクターのオートマに初めて乗る上に、このオートマが扱いにくく、慣れるのに少し手間が掛かった。アクセルを踏み込む際には問題ないのだが、抜いた際にギアの変速が早く、エンジンブレーキが極端に聞いて、カクカクしてしまう。カクカクしても、試験の結果には影響しないのだけど、何だかやり難いので、マニュアルの方がいいなと思う。

トラクター整備講習

トラクター整備講習

[4]試験の内容と免許交付
 2日間の講習を終えると、最終日には、警察から監督官が来て、試験実施となる。コースのパターンは3つあり、どれが出るかは試験当日の朝に知らされるので、どれが出ても大丈夫なように、講習での練習でコースはしっかり覚えておく必要がある。
 試験のポイントは、左折での巻き込み確認や、一時停止、車線変更の確認手順などになり、運転技術よりも安全運転が出来るかどうかがポイントになる。試験は100点満点の減点方式として、確認漏れなどはマイナス10点となり、3回程度ミスするとアウトとなる。一時停止ミスなどは一発で終了となるので、注意が必要だ。
 全員の試験が終わると合否発表があり、合格者は浜北にある「西部運転免許センター」に移動し、各種手続き後、免許交付となる。普通にやれば落ちることはあまり無いと思うのだが、試験となるとどうしても緊張して失敗してしまう事もあるので、落ち着いて受験したい。

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